つかこうへい復活祭2023「新・幕末純情伝」

つかこうへい戦後80年に問う 革命ミュージカル「新・幕末純情伝」

2025年8月8日(金)~8月24日(日)
紀伊國屋ホール

作:つかこうへい
出演:村山彩希

はじめに

「演劇界の風雲児」として知られ、数々の名作を生み出してきた劇作家・つかこうへい。
その鋭くも情熱的な作品世界は、没後十数年を経た今もなお、多くの俳優・観客を惹きつけてやみません。
その中でも、特に異彩を放ち続けるのが――『新・幕末純情伝』。
「沖田総司は実は女だった」という、つかこうへいならではの大胆な発想をもとに、1989年にPARCO劇場で初演。
幕末の混沌の中で、ひとりの少女が“女であること”を武器に時代を駆け抜ける
壮絶で痛切な愛と革命の物語。
以降、幾度となく上演され、そのたびに話題を呼び、“伝説”を紡いできました。

そして2025年――
その、伝説を“新たな革命”に変えるのは―――、AKB48を卒業したばかりの村山彩希
本作が舞台単独初主演となります。グループ在籍時から“劇場の女神”と称されるほど、舞台上での表現力に定評のあった彼女が、つか作品という最も熱量の高い世界に、全身全霊で挑みます。

沖田総司という役は、ただ可憐で儚いだけでは成立しない。
愛し、裏切られ、叫び、剣を振るい、命を燃やす――そんなすべての感情を抱えた役どころです。
アイドルとしてのキャリアを重ねた村山彩希が、その強さとしなやかさをどう昇華させていくのか。
いま、ここからまた新たな“沖田総司の物語”が始まります。

そして今回、ついに革命が――
『新・幕末純情伝』が、初の“ミュージカル”として生まれ変わります
つかこうへいが生きていたら、こんな甘えた時代に何を訴えかけただろうか?
「パワハラって何のことだ?」「コンプライアンスなんてクソ食らえ!」と息巻いてくれただろうか?
……いや、逆に時代と共に生きた作家として、「俺も大人にならんとな」と、セリフの口調を入れ替えていたかもしれない。
低姿勢を装いながらも、より過激なストーリーを生み出してくれたかもしれない。

しかしそれでも、つかこうへいという作家の意志は、苛烈に時代に抗うエネルギーを失うことはない。
過激なセリフを、歌に変えてでも戦う姿勢は崩さないだろう――
そんな発想から生まれたのが、
革命ミュージカル 新・幕末純情伝である。
主演・村山彩希の新たな挑戦と、
つかこうへいの魂を受け継ぐこの舞台の熱に、ぜひご期待ください。

※村山彩希さんを迎える豪華キャスト陣は、後日発表いたします。どうぞお楽しみに!

ものがたり

徳川260年の泰平の世が崩れ去ろうとしていた、文久三年。
武士になることを夢見て、京都へと向かう男たちの一団がいた。
近藤勇率いる――新撰組。
その中に、ひとりの「女」がいた。
名は、沖田総司。
幼い頃から男として育てられ、
ただひたすら剣の修行を強いられてきた孤独な女――。

風雲急を告げる、時は幕末。
京の都では、勤皇と佐幕が入り乱れ、混沌の渦が巻き起こる。
愛する土方歳三のため、総司は刀を抜き、
一人、また一人と勤皇の志士たちを斬ってゆく。

そして、そんな総司の前に、一人の男が立ちふさがった。
その男こそ、日本に新しい時代をもたらす男。
土佐の龍、坂本龍馬――。

裏切り、憎悪、そして恋が交差する混迷の時代。
総司と土方、そして龍馬の胸胸を焦がす、“熱い恋”の行方とは?
勝海舟、桂小五郎ら幕末の若き志士たちが夢見た、新たな時代の夜明けとは?

国とは、女のことぜよ。
日本とは、おまんの美しさのことぜよ。
明日とは、男と女が見つめ合う、
熱い眼差しのことぜよ。
国とは、男と女が愛おしく思い合う
意思のことぜよ。
その強い意思があるかぎり、
国は滅びん!

公演概要

■作

つかこうへい

■主演

村山彩希

■会場

紀伊國屋ホール

■公演期間

2025年8月8日(金)~8月24日(日)

■チケット料金

9,000 円(全席指定・税込)
※未就学児入場不可

■村山彩希最速オフィシャル先行予約

https://l-tike.com/st1/bakumatsu2025-murayama
◎受付期間:5月6日(火)17:00~5月25日(日)23:59
◎結果発表:5月29日(木)
※複数公演のお申し込みもできます。
※別途手数料が発生いたします。
※詳細はお申し込みの際にご確認ください。

■チケット一般発売日

2025年7月6日(日)

■お問い合わせ

Mitt 03-6265-3201(平日12:00~17:00)

■提携

紀伊國屋書店

■制作

アール・ユー・ピー エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ

■主催

革命ミュージカル「新・幕末純情伝」製作委員会

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